大企業の規制と監査体制 2
ロッキード事件の発端が、アメリカ議会の多国籍企業小委員会でのロッキード社の監査を担当した公認会計士の証言にあったこと・・・
これは、日本とアメリカとの監査体制の違いを象徴的に示すものといえるでしょう。
戦後日本においても1947年にアメリカのSECにならって証券取引委員会が設立されたことがありました。
この委員会は委員長と委員の任命にあたっては国会の同意を必要とし、規則の制定権をもつなど強力な権限を与えられていました。
しかし、その機能を十分発揮する間もなく、52年に行政機構改革の対象とされ、廃止されてしまいます。
その所管事項は今日、大蔵省の証券局に引きつがれています。
大蔵省証券局は、SECと比べ規模も小さく(有価証券報告書の審査を受けもっているのは、わずか12人)・・・
そのうえ、独立の機関でないため、とかく企業寄りの姿勢が目立つものとなっています。