主人公の旅
主人公ドンはいかにも気乗りしないように振る舞いながら、ウィンストンがアレンジしてくれた旅程に従って彼女たちに会うため大陸横断の旅に出るのだ。
何を求めての旅かよくわからないままに。
この作品の監督はジム・ジャームッシュであり、ドンを演じているのはビル・マーレイである。
ところで、おまえがここでこの作品について書こうとしているのは映画として素晴らしかったからか。
もし、そう問われれば、答えは「ノー」である。
悪くはないが激しく心を動かされたというほどではない。
ならば、ジム・ジャームッシュの演出に特筆すべき冴えがあったからか- その答えも「ノー」である。
省略をきかしたストーリーの運び方に酒落た印象を受けるが、なんと鮮やかなと声を上げるほどではない。
とすれば、ビル・マーレイの演技に惹かれたのか-いや、その答えも「ノー」である。
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